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【エクセル/スプレッドシート】「SUMIFS」関数で条件に合う数値を合計する

投稿日:2019年6月25日 更新日:

Excelやスプレッドシートなどの表計算ツールで頻繁に使用する、「SUMIFS」関数。ただこの関数、結構長い上にパット見ややこしかったりするので、基本の基本をしっかり抑えておくことが重要です。今日は「SUMIFS」関数の基礎について学んでいきます。

※ 「SUMIFS」関数はエクセル、スプレッドシートで共通して利用可能で文法も同じです。

「SUMIFS」関数の文法を抑えよう

「SUMIFS」関数の文法は下記のようになります。

「SUMIFS」関数のとっつきにくさは、関数の長さにありますが、1つずつ整理をしていけば大して難しいことはないので1つ1つ見ていきましょう。

「合計する数値の範囲」を指定する

まず最初に「合計する数値の範囲」を指定します。「合計する数値の範囲」というと分かりづらいですが要するに「どの列(または行)の数字を足したいか」ということです。

例えば、売上一覧のシートから今月の売上を合計したいときには、「合計する数値の範囲」は「売上」が書かれている列(または行)になります。仮に売上数字が書かれているのがA列だとすると、下のようになります。

となります。現場の売上管理シートなどは毎日、毎週更新されて下に無限に伸びていくタイプのものが多いと思うのでA列を始めから全部指定した方がよいかと思います。

条件と条件でチェックする範囲を指定する

「合計する数値の範囲」を指定できたら、合計するセルの条件を指定していきましょう。この条件は何個でも(ここではn個と呼んでいます)指定することができます。それ故「SUMIFS」となっています。仮に条件が1個でもエラーなく動作するので、「SUMIFS」関数だけ覚えていれば「SUMIF」関数は覚える必要はありません。

今回は例として営業担当者(B列)で条件設定をしてみましょう。

こんな感じになります。

この部分が1個目の条件のセットです。前が条件でチェックする範囲で、後ろが条件。こうすると「B列の中で田中と書かれている行を見つけてこい」という命令になります。

これが基本。あとは必要な分だけ条件を無限に増やしていくだけです。また今回は営業名イコール「田中」というシンプルな条件ですが「〜より大きい」とか「特定の日付よりも前」などもう少し複雑な条件設定もすることができますが、まずはこの基本をしっかり抑えましょう。

次回の記事で少し複雑な条件について見ていきたいと思います。

「SUMIFS」関数の使いどころ

「SUMIFS」関数は元データ、売上や経費やサイトの効果データなど日別で蓄積され続けているデータの集計において有効です。ピボットテーブルでの集計も便利ですがレイアウトをこだわりたい場合などは「SUMIFS」関数を使って集計結果を出力するのがよいです。

Web系職種やチームを管理するビジネスマンには必須となるスキルなのでマスターしておくと良いかと思います。

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